サンダーボルト
Thunderbolt And Lightfoot
★アメリカ*マルパソ・カンパニー・フィルム=ユナイテッド・アーティスツ 1974年度作品 |
★スタッフ | |
監督&脚本■マイケル・チミノ、製作■ロバート・デイリー、音楽■ディー・バートン、撮影監督■フランク・スタンレー、編集■フェリス・ウェブスター |
★キャスト |
クリント・イーストウッド |
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ジョン・ドハーティ(サンダーボルト) |
ジェフ・ブリッジス |
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ライトフット |
ジェフリー・ルイス |
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エディ・グーディー |
キャサリーン・バック |
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メロディ |
ゲイリー・ビジー |
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カーリー |
ジャック・ドッドソン |
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ヴォルト支配人 |
ジーン・エルマン |
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スクールハウス・ツーリスト |
バートン・ギリアム |
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ウェルダー |
ロイ・ジェンソン |
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ダンロップ |
クラウディア・レナー |
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秘書 |
ビル・マッキニー |
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キチガイ運転手 |
ヴィク・テイバック |
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マリオ・ピンスキ |
ダブ・テイラー |
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駅員 |
グレゴリー・ウォルコット |
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中古車販売員 |
ジョージ・ケネディ |
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レッド・レアリー |
★おはなし | |
昔、銀行強盗のプロだった男サンダーボルトが、知り合ったばかりのライトフットと手を組んで、昔の仲間を誘って、再び、銀行強盗をやる…というお話。 |
★ひとこと | |
前作『ダーティハリー2』の脚本を担当したマイケル・チミノの、これが監督デビュー作。『ディア・ハンター』でオスカーを獲り、『天国の門』でユナイト映画を潰したお騒がせのチミノ監督にとって、実はこの映画が一番出来が良いと思うのは、結構通説かも知れない。犯罪映画なのに、どことなくノホホンとしており、ユッタリとしたムードというのは、チミノ監督の得意としているテイストだが、それが大仰にならず、適度なユーモアを交えて描かれる前半から中盤にかけてのシーンは、アメリカ南西部の、未だに西部劇の香りがほのかに漂っている美しい景色を舞台にしている事も含めて、やはり、イーストウッド映画らしい、静と動を上手くブレンドしたアクション映画に仕上がっている。後にイーストウッド監督が、何本も放つロード・ムービーの、実はこれがその先駆けとなる重要な1本でもあり、まるで、滅び行く西部劇に向けての鎮魂歌のようなラスト・シーンは、涙無くしては観られない名シーンだ。 |
★うらばなし | |
この映画でイーストウッド扮するサンダーボルトの相棒を演じたライトフット役のジェフ・ブリッジスは、74年度のアカデミー賞で助演男優賞にノミネートされた。受賞は逃したものの、イーストウッド映画で、初めてオスカーに名前の挙がった、記念すべき作品であると言えよう。タイトルをみても分かるように、ジェフ・ブリッジスは、イーストウッドと対等な扱い(映画の中で、だが)を受けており、これは、『俺たちに明日はない』や『明日に向って撃て!』などにニュー・シネマによくあった、登場人物名を二人並べたタイトルになっていて、ある意味この作品、チミノ監督にとっての、そして、イーストウッドにとっての、唯一のニュー・シネマであったとも言えるかも知れない。 |
★データ | |
デラックス・カラー/パナヴィジョン(フィルム)/スコープ・サイズ/115分 日本公開:1974年10月5日(ユナイト配給) アメリカ公開:1974年5月23日(UA配給) |