荒鷲の要塞

Where Eagles Dare

  

 

★アメリカ*ジェリー・ガーシュウイン/エリオット・カストナー・ピクチャー=メトロ−ゴールドウィン−メイヤー 1968年度作品

 

★スタッフ
監督■ブライアン・G・ハットン、製作■エリオット・カストナー、脚本&原案■アリステア・マクリーン、音楽■ロン・グッドウィン、撮影■アーサー・イベットソン、編集■ジョン・ジンプソン

 

★キャスト
リチャード・バートン .... ジョナサン・スミス
クリント・イーストウッド .... モリス・シャッファー
メアリー・ユーア .... メアリー・エルソン
パトリック・ワイマーク .... ワイアット・ターナー
マイケル・ホーダーン .... アドミラル・ローランド
ドナルド・ヒューストン .... ジェームズ・クリスチャンセン
ピーター・バークワース .... エドワード・バークレイ
ウィリアム・スカイア .... フィリップ・トーマス
ロバート・ビーティ .... ジョージ・カーナビー
ブロック・ウィリアムス .... ハロッド
ニール・マッカーシー .... マクファーソン
ヴィンセント・ボール .... カーペンター
アントン・ディフリング .... クラマー

 

★おはなし
第2次大戦、鷲の城と呼ばれるドイツ情報本部に、捕らわれの身となっていたアメリカのカーナビー将軍を救出すべくジョン・スミスをはじめとする6人のイギリス軍情報部の諜報員と、アメリカのレインジャー部隊員シャファー中尉らが乗り込み、度重なる裏切りと罠と大ドンデン返しの果て、無事帰還する…というお話。

 

★ひとこと
イーストウッド初の戦争映画。『ナバロンの要塞』で有名なアリステア・マクリーン自身の脚本による作品で、『ナバロン〜』同様、二転三転するストーリーが展開するサスペンスが見所。当時の大スター、リチャード・バートンとの共演という形だが、ケーブルカー上のアクションなど、見せ場をバートンに譲った感が随所に見られるのも特長。さては、バートンが、自分をもっとアピールしたい為に、わざわざイーストウッドを共演に選んだようだ。それでもイーストウッドは、シュマイザー・マシンガンを抱えての迫力ある銃撃戦で本領を発揮。ガンプレイでは負けない事をアピールしていた。

 

★うらばなし
この映画の撮影中、当時のリチャード・バートン夫人だったエリザベス・テーラーが、頻繁に撮影所を訪れ、イーストウッドとの親交も暖めていた。その時に何気なく出た話に、後のイーストウッド主演作である『真昼の死闘』の共演話があった。イーストウッドのガンマンと、エリザベス・テーラーの尼さんが西部の町で大暴れするというウエスタンで、この『荒鷲の要塞』の撮影後に、直ぐに製作に取りかかる事になっていたが、テーラーのスケジュールが合わなかった為、結局共演は流れている。

 

★データ

メトロカラー/パナヴィジョン(フィルム)/スコープ・サイズ/157分

日本公開:1968年12月21日(MGM配給)

アメリカ公開:1969年3月12日(MGM配給)

イギリス公開:1968年12月4日

 

                      

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