ペンチャー・ワゴン
Paint Your Wagon
★アメリカ*アラン・J・ラーナー・プロ&マルパソ・カンパニー=パラマウント映画 1969年度作品 |
★スタッフ | |
監督■ジョシュア・ローガン、製作&原作■アラン・J・ラーナー、脚色■アラン・J・ラーナー/パディ・チャイエフスキー、音楽■ネルソン・リドル、歌曲■アラン・J・ラーナー(作詞)/フレデリック・ロウ/アンドレ・プレヴィン、撮影監督■ウィリアム・A・フレーカー、編集■ロバート・ジョーンズ |
★キャスト |
リー・マーヴィン |
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ベン・ラムソン |
クリント・イーストウッド |
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シルヴェスター・パードナー・ニューウェル |
ジーン・セバーグ |
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エリザベス |
ハーヴ・プレスネル |
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ロッテン・ラック・ウィリー |
レイ・ウォルストン |
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ジャック・ダンカン |
トム・リオン |
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ホートン・フェンティー |
アラン・デクスター |
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パーソン |
ウィリアム・オコンネル |
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ホレース・テイバー |
ベニー・ベイカー |
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ヘイウッド・ホルブロック |
アラン・バクスター |
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フェンティー |
★おはなし | |
ゴールド・ラッシュでにぎわう西部。大酒飲みのベン・ラムソンと偶然知り合ったパードナーが共同生活している最中、女が転がり込んできて、妙な三角関係が始まる…というお話。 |
★ひとこと | |
イーストウッド初のミュージカル映画。共演がリー・マーヴィンというのも珍しいが、これも、当時のアクション・スターの顔合わせ的なキャスティングになっている模様。イーストウッドはその昔、歌手としてアルバムをリリースした程の実力を持っているので、この出演には快諾したようだが、映画の方は、一部、吹き替えを使っている。しかし、イーストウッド自身が唄っているパートもちゃんとあり、そのバリトンのような声は、なかなかの魅力である。勿論、後に自分の映画で何度も唄うハメになり、遂には歌手の役(『センチメンタル アドベンチャー』で)を演じるまでに至るが、この作品は、そういう意味で、見応え(聴き応え)のある映画だ。 |
★うらばなし | |
イーストウッドらしく、ミュージカルでも、レッキとしたウエスタン調になっている点が、微笑ましい。エリザベス・テーラーとの共演作が、スケジュールの関係で延びた為、このミュージカルへの出演となった訳だが、前作とこの作品のみ、イーストウッドはビリング(配列順位)1位を他のスターに譲っているが、この作品と後の『真昼の死闘』以外、現在に至るまで、イーストウッドは、常にビリング1位を保っている(元々自分は出演する予定のなかった『パーフェクト ワールド』は除く)。 因みに、リー・マーヴィンは、あのドン・シーゲル監督の『殺人者たち』に主演しているので、これが、ドン・シーゲル組みの二人の揃い踏みとなった訳だが、今思うと、出来ればアクション映画で共演して欲しかったと、誰もが思う事だろう。 |
★データ | |
テクニカラー/パナヴィジョン(フィルム)/スコープ・サイズ/160分 日本公開:1969年12月20日(パラマウント配給) アメリカ公開:1969年10月15日(Paramount配給) |