端役時代のイーストウッド作品
●1955年
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半魚人の逆襲
Revenge of the Creature |
アメリカ版ビデオ初回版 | アメリカ版ビデオ廉価版 | アメリカ版DVD-BOX |
★監督 ジャック・アーノルド | ||
★ひとこと | ||
イーストウッドのデビュー作。おなじみユニヴァーサル製B級ホラーの一編で、タイトルから分かる通り『大アマゾンの半魚人』(54)の続編である。前作同様、アメリカでは3D映画として公開されたが、日本では未公開。後にテレビで放映された。イーストウッドの役は、ジェニングスという実験室の助手役。 |
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★データ | ||
日本未公開(アメリカ公開は1955年)。テレビ放映のみ。 ビデオ:日本版は未発売。アメリカ版のみ、MCAからビデオ&LD&DVDがリリース |
海軍のフランシス | |
Francis
In the Navy
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アメリカ版ビデオ |
★監督 アーサー・ルービン | ||
★ひとこと | ||
当時流行していたユニヴァーサル映画の軍隊コメディ“フランシスもの”の一編。イーストウッドは、ジョネジーという名前の水夫役。
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★データ | ||
日本未公開(アメリカ公開は1955年)。テレビでも未放映 ビデオ:アメリカ版のみ、MCAビデオよりリリース |
ゴダイヴァ夫人 | |
Lady Godiva aka. Lady Godiva of Coventry
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アメリカ版ビデオ |
★監督 アーサー・ルービン | ||
★ひとこと | ||
初期のイングランドを舞台に、ノルマン人とサクソン人との戦いを描いたロマンス史劇。イーストウッドは、サクソン人の役。これもユニヴァーサル映画で、前作と同じくアーサー・ルービン監督作。当時はルービン監督に可愛がられていたのか?
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★データ | ||
日本未公開(アメリカ公開は1955年11月2日)。テレビでも未放映 ビデオ:アメリカ版のみ、MCAビデオよりリリース |
タランチュラの襲撃 | |
Tarantula
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アメリカ版ビデオ |
★監督 ジャック・アーノルド | ||
★ひとこと | ||
デビュー作同様、イーストウッドはまたもユニヴァーサル・ホラーに出演。SF映画史では結構有名な映画で、イーストウッドの役もちょっと出世して、今回はラストに登場するジェット機のパイロット役。何と、イーストウッドの手で、怪物クモが倒されてしまうのである! 重要な役柄だけに、今までで一番目立つ役柄と言え、顔のアップのカットも多い。イーストウッドのパイロット姿は、後に『ファイヤーフォックス』と『スペース カウボーイ』で見られるが、これはそのルーツ的作品だといってもいいだろう。 因みに、ロバート・ゼメキスがイーストウッドにオマージュを捧げた『バック トゥ・ザ フューチャーPART3』で、主人公マーティは、イーストウッド脇役時代特集(『半魚人の逆襲』と『タランチュラの襲撃』の2本立て)上映中のドライブ・イン・シアターから、ドクの待つ西部の時代へ旅立った。
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★データ | ||
日本未公開1956年4月 (アメリカ公開は1955年12月14日) ビデオ:アメリカ版のみ、MCAビデオからビデオ&LDがリリース |
●1956年
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さよならなんて言わないで |
Never
Say Goodbye
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アメリカ版ポスター |
★監督 ジェリー・ホッパー | ||
★ひとこと | ||
ユニヴァーサル製作のラヴ・ロマンスもの。イーストウッドは、ウィルという役で詳細不明。 | ||
★データ | ||
日本未公開(アメリカ公開は1956年3月10日)。テレビでも未放映 ビデオ:日本・アメリカ共に、未発売 |
スター・イン・ザ・ダスト |
Star
In the Dust
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★監督 チャールズ・ハス | ||
★ひとこと | ||
西部の町を舞台に、保安官と絞首刑の決まった殺し屋との友情を描く異色ウエスタンで、イーストウッドは牧童の役で登場。という事はつまり、この映画がイーストウッドの記念すべき西部劇初出演という事になる。 ユニヴァーサル映画。
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★データ | ||
日本未公開(アメリカ公開は1956年6月13日)。テレビでも未放映 ビデオ:日本・アメリカ共に未発売 |
全艦発進せよ | |
Away
All Boats!
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アメリカ版ビデオ | アメリカ版DVD |
★監督 ジョセフ・ペヴニー | ||
★ひとこと | ||
太平洋戦争における上陸用船艇母艦の活躍を描く戦争映画。イーストウッドは軍医の役でワンカットのみの出演。 ユニヴァーサル映画。
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★データ | ||
日本公開:1956年8月17日、アメリカ公開:1956年8月16日 ビデオ:アメリカ版のみ、ビデオ&DVDがMCAよりリリース。 |
底抜け西部へ行く | ||
Pardners
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アメリカ版ビデオ | アメリカ盤サントラEP |
★監督 ノーマン・タウログ | ||
★ひとこと | ||
パラマウントの名物シリーズ、ディーン・マーティンとジェリー・ルイス主演の“底抜けシリーズ”の一編で、イーストウッドは町の若者に扮して数分間出演。因みに、この映画には、後に『夕陽のガンマン』で共演する事になるリー・ヴァン・クリーフも端役で出演していて、これがコメディとはいえ西部劇である点に、運命的なものを感じる。それまでユニヴァーサル一辺倒だったイーストウッドの、初のパラマウント出演作。
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★データ | ||
日本公開:1956年12月115日、アメリカ公開:1956年8月1日 ビデオ:日本版未発売。アメリカ版のみ、パラマウント・ホーム・ビデオよりリリース。 |
最初の旅するセールスレディ |
The
First Travelling Saileslady
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★監督 アーサー・ルービン | ||
★ひとこと | ||
ジンジャー・ロジャース主演のロマンチックな西部劇コメディ。イーストウッドはジャック・ライスという名前の兵隊役。ユニヴァーサルと契約が切れたイーストウッドの、これはRKO映画初出演。
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★データ | ||
日本未公開(アメリカ公開は1956年8月)。テレビでも未放映。 ビデオ:日本・アメリカ共に、ビデオ未発売 |
●1957年
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二人の可愛い逃亡者 |
Escapade
In Japan
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『二人の可愛い逃亡者』も収録されている、マックス・スタイナーの追悼サントラ盤 |
★監督 アーサー・ルービン | ||
★ひとこと | ||
日米の二人の少年の逃避行を描いたドラマで、これが4本目のアーサー・ルービン監督作。イーストウッドの役は、空軍のパイロット。一部、日本ロケした映画で、イーストウッドもその為に来日した。それは、数少ないイーストウッドの来日(今の所、僅か3回)の、記念すべき1回目だった訳だ。これもRKO映画。
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★データ | ||
日本公開:1957年10月。アメリカ公開:1957年9月 ビデオ:アメリカ版絶版 |
●1958年
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シマロン砦の待ち伏せ |
Ambush
At Cimarron Pass
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★監督 ジュディ・コプラン | ||
★ひとこと | ||
南北戦争後を舞台に、南部人、騎兵隊、アパッチの三つ巴の戦いを描いた西部劇。イーストウッドはキース・ウィリアムズという役名。初の20世紀フォックス映画出演。
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★データ | ||
日本未公開(アメリカ公開は1958年3月)。テレビでも未放映。 ビデオ:日本・アメリカ共に未発売。 |
壮烈!外人部隊 | |
Lafayette
Escadrille
aka. Hell Bent For Glory
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アメリカ版ビデオ |
★監督 ウィリアム・ウェルマン | ||
★ひとこと | ||
第一次大戦を舞台に、ラファイエット戦闘機隊員の活躍を描いた航空映画。イーストウッドはジョージ・モズレーという名前のパイロット役。オスカー受賞作『つばさ』や『民衆の敵』、『スタア誕生』などを手掛けた名匠ウィリアム・ウェルマン監督の遺作でもある本作は、後のスーパースター、イーストウッドとの、ニア・ミスでもある。後に主要な活躍の舞台となる、これが初のワーナー・ブラザース映画出演。日本では、このタイトルでテレビ放映された。
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★データ | ||
日本未公開(アメリカ公開は1958年8月)。テレビ放映のみ。 ビデオ:アメリカ版のみワーナー・ホーム・ビテオよりリリース。 |