ダーティハリー4

Sudden Impact

 

★アメリカ*ワーナー・ブラザース 1983年度作品

 

★スタッフ
監督&製作■クリント・イーストウッド、製作総指揮■フリッツ・マーネイズ、脚本■ジョセフ・C・スティンソン、原案■アール・E・スミス/チャールズ・B・ピアース、音楽■ラロ・シフリン、撮影監督■ブルース・サーティーズ、編集■ジョエル・コックス

 

★キャスト
クリント・イーストウッド .... ハリー・キャラハン刑事
ソンドラ・ロック .... ジェニファー・スペンサー
パット・ヒングル .... レスター・ジェニングス主任
ブラッドフォード・ディルマン .... ブリッグス課長
ポール・ドレイク .... ミック
オードリー・J・ニーマン .... レイ・バーキンズ
ジャック・ティボー .... クルーガー
マイケル・カリー .... ドネリー警部補
アルバート・ポップウェル .... ホレイス・キング
マーク・ケフロン .... ベネット警官
ケヴィン・メイジャー・ハワード .... エド・ホーキンズ
ベット・フォード .... リー
ナンシー・パ−ソンズ .... クルーガー夫人
ジョー・ベラン .... バーリー探偵
ウェンデル・ウェルマン .... シローン

 

 

★おはなし
サンフランシスコ市警殺人課のハリー・キャラハンが、連続股間射殺連事件を追っている内に、腐り果てた心を持つ殺人集団と戦うハメになる…というお話。

 

 

★ひとこと
ダーティハリー・シリーズの第4作目にして、イーストウッド監督の記念すべき10本目。前作の『センチメンタル アドベンチャー』が、思うようにヒットしなかったイーストウッドは、配給元のワーナーの後押しもあり、満を持して大ヒット・シリーズの最新作を発表。劇中の名セリフ“Make My Day”の言葉と共に、シリーズ最大のヒットとなった。シリーズ初のイーストウッド監督だけに、得意としているミステリアスなタッチと、シーゲル風のバイオレンス・タッチを合体させた作風に仕上げ、シリーズの低迷に活を入れると同時に、本人としても、シリーズ最後の花を咲かせたつもりであったろう(後に5作目が作られた)。犯人でもあり、そしてヒロイン役のソンドラ・ロックとは、これを最後にコンビを解消。私生活でも、これ以後、コンビは収束に向かった。

 

 

★うらばなし

初めの方のコーヒーショップ強盗のシーン、並びに、クライマックスの遊園地でのシーンで、ハリー・キャラハンが言い放つ“Go ahead,Make My Day”というセリフは、この映画をきっかけに一大ブームを巻き起こし、様々なメディアに登場。当時の合衆国大統領・ロナルド・レーガンも、アメリカ軍のグレナダ侵攻の際に、この言葉を使って演説し、物議を醸していたのは有名。

ダーティハリーと言えばマグナム44がトレードマークだが、この映画では、さらに強力なオート・マグナムが登場。クライマックス・シーンで火が吹き、ガンマニアを驚喜させた。そしてまた、そのシーンに登場するシルエットに浮かんだイーストウッドの姿は、彼のヒーロー性を思いっきり強調した、まさにカッコイイ・シーンで、全イーストウッド・ファンが拍手を送った。

 

 

★データ

テクニカラー/パナヴィジョン(レンズ&パナフレックス・カメラ)/スコープ・サイズ/117分

日本公開:1984年4月14日(ワーナー配給)

アメリカ公開:1983年12月9日(WB配給)

                                            

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