イーストウッド・ニュース
【2002年1月上旬号】
遂に、あの名作がDVDリリース!
イーストウッド・ファンの皆さん、長らくお待たせいたしました。まだかまだかと待たされ続けた、あの映画、イーストウッドの主演第1作であると共に、マカロニ・トリロジーの記念すべき第1作でもある、あの名作『荒野の用心棒』が、遂にDVDリリースされる事になりました。
これはアメリカ版DVDのジャケット。 日本版がどうなるかは分かりませんが、 出来れば、オリジナルを尊重したモノにして欲しいと思います…。 でも、発売元が違うから、デザインが変わる事は間違いないでしょう…。
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3月22日のリリースで、発売元はパイオニア。気になる値段は3800円(税抜き)で、ワーナーよりはちょっと高いですが、取り敢えずフォックスと同じ値段という事になります。
元々LDの時も、パイオニア(テープは日本コロムビア)から出ていたので、そのまま権利が続いていたのか、それとも新たに契約したのか、その辺りの状況はよく分かりませんが、この映画の権利は、未だに黒澤プロが所有しているとかで、ヘタすれば東宝から出るんだろうかと危惧していただけに、これにはちょっとホっとしたって感じです。
仕様としては、字幕スーパーの英語版で、画面は勿論スコープ・サイズのワイドで、今の所の情報では、16:9のスクイーズ方式らしいです。アメリカ・リリース版が、4:3のレターボックスだったので、この点は改善されているようですが、あと、問題は画質でしょう。
聞く所によりますと、昨年CSで放映されたワイド&字幕版の画質が、かなり悪かったらしく、今回も同じマスターが使われた場合、最悪それと同じバージョンになるかも知れないからですが、発売元のパイオニアによると、新たにマスター起こしをするようなので、その心配も必要無いかもしれません。何とか期待したいものです。
今月末には、ソニー・ピクチャーズから、イーストウッド監督デビュー作である『恐怖のメロディ』もDVDでリリースされる予定なので、今年は新年から春にかけて、イーストウッドの映画がDVDで観られるという、嬉しいスタートになっていて、昨年秋のDVDラッシュも合わせて、ファンとしては嬉しい事ばかりなのですが、どうやら、劇場の新作は、夏以降という事になりそうなので、今の所は、旧作をDVDで観賞する事に徹するのが得策のようです。
メイキング・オブ『恐怖のメロディ』、『白い肌の異常な夜』&『恐怖のメロディ』ドキュメンタリー:ドン&クリント、クリント・イーストウッドDVDを語る、フォト・ギャラリー、撮影風景、ポスターアートの変遷、オリジナル劇場予告編等の映像特典が収録された『恐怖のメロディ』特別版DVD。 1月25日、ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントよりリリース。3800円(税抜)なので、絶対に買う事!
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そういえば、この春には、イーストウッド以外のマカロニ・ウエスタンも、多数、DVDでリリースされるらしいので、もしかすると今年は、
DVDでの、マカロニ元年という事になるかも知れません。マカロニ・ファンには、タマらない1年になりそうです。