イーストウッド・ニュース

【２００２年７月中旬号】

いよいよイーストウッドの新作、全米公開！

８月７日、いよいよ待望のイーストウットの新作『ブラッド・ワーク』が全米公開されます！　前作の『スペース カウボーイ』以来２年ぶりの新作で、まさに、待ちに待った公開と言えます。

今回のイーストウッドの役どころは、引退した元ＦＢＩ捜査官。彼に心臓を提供してくれた女性の妹が殺されるという事件を発端に、残虐な連続殺人事件の犯人を彼がプロファイリング捜査していくというサスペンスもの。犯人は、彼が現役時代に迷宮入りした殺人事件の犯人像にソックリという点がミソで、心臓を提供して貰う程弱っている主人公が、老体に鞭打って犯人を追及するというストーリーが、何とも期待させます。

マイケル・コネリーの実話を元にした小説を原作に、『Ｌ.Ａ.コンフィデンシャル』のブライアン・ヘルゲランドが脚本を担当、そしていつものように、イーストウッドが製作・監督・主演という大活躍です。

共演は、『ゴース・オブ・マーズ』のワンダ・デ・ジーサス、『スピード』のジェフ・ダニエルズ、『バッファロー'６６』のアンジェリカ・ヒューストンといった、渋い面々。

イーストウッドにとっては、『ザ・シークレット・サービス』以来となるＦＢＩ捜査官役ですが、犯人を追うという役柄は、『ダーティハリー』を持ち出すべくもなく、イーストウッドはお手の物。今回は、どのような捜査ぶりを展開してくれるか、楽しみではあります。

全米は８月７日公開という事で、果たして我が日本では、いつの公開になる事やら。早くても秋に観たいものですが、案外、正月映画として公開されるのも、イイものではあります。とにかく、早く公開して下さい、ワーナーさん。