恐怖のメロディ
Play Misty For Me
★アメリカ*マルパソ・カンパニー・プロ=ジェニングス・ラング提供=ユニヴァーサル映画 1971年度作品 |
★スタッフ | |
監督■クリント・イーストウッド、製作■ロバート・デイリー、脚本■ジョー・ヘイムズ/ディーン・リーズナー、原案■ジョー・ヘイムズ、音楽■ディー・バートン、撮影監督■ブルース・サーティーズ、編集■カール・ピンジトーア |
★キャスト |
クリント・イーストウッド |
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デイヴ・ガーナー |
ジェシカ・ウォルター |
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イヴリン・ドレイパー |
ドナ・ミルズ |
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トビー・ウィリアムス |
ジョン・ラーチ |
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マッカラム警部 |
ジャック・ギング |
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フランク・デュワン |
アイリーン・ハーヴェイ |
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マッジ・ブレナー |
ジェームズ・マクファッチン |
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アル・モンテ |
クレアライス・テイラー |
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バーディー |
ドン・シーゲル |
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マーフィー |
ジョージ・ファーゴ |
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男 |
★おはなし | |
人気ディスク・ジョッキーが、一晩を共にした見知らぬ女に、その後も付きまとわれ、恐ろしい目に遭う…というお話。 |
★ひとこと | |
記念すべき、イーストウッドの初監督作品。最初、西部劇を撮るのかナと思わせておいて、実はヒッチコック・タッチのスリラーだったという不意打ちは、これはイーストウッド映画そのものの印象である。今で言えば、サイコ・サスペンスと称される部類に入るが、当時はそこまで細かく評価されていなかったような気がする。 前作同様、女の恐怖を描いたイーストウッドだが、実はこれは、ある実体験に基づいたものだという。脚本を書いているディーン・リズナーは、次の『ダーティハリー』でも、脚本を担当しているが、そこでもまた、ハリー・キャラハンが、犯人に痛めつけられる描写がある事からも、イーストウッドが、単に女が恐いのではなく、ある種のマゾヒストであるという分析は、その後の作品からも伺い知る事が出来るのは、興味深い事だ。 |
★うらばなし | |
この作品は、後にヒットしたエイドリアン・ライン監督の『危険な情事』の元ネタ、パクリとしても有名だが、クライマックスが完全にホラーと化していた『危険な情事』に比べ、あくまでも正統派タッチでグングン迫るこの作品の方が、スリラーとしても、サスペンス映画としても、出来は上である。やはりそれは、イーストウッドとライン監督との、資質の違いとも言うべきものかも知れないが、初演出作として、これだけの素晴らしい演出を見せてくれているのは、イーストウッドの力量がどれだけ凄いかを証明しているものだと言えよう。 因みに、師匠であるドン・シーゲルが、酒場のバーテン役で特別出演しているが、撮影中は、何等かのアドバイスをして貰ったに違いない。それがあったからこそ、イーストウッドも一流の監督の仲間入りが出来た訳だから。 |
★データ |
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テクニカラー/ヴィスタ・サイズ/102分 日本公開:1972年4月22日(CIC配給) アメリカ公開:1971年11月3日(Universal配給) |