ブロンコ・ビリー

Bronco Billy

 

 

★アメリカ*ワーナー・ブラザース提供 1980年度作品

★スタッフ
監督■クリント・イーストウッド、製作■デニス・E・ハッキン/ニール・ドブロフスキー、製作総指揮■ロバート・デイリー、脚本■デニス・E・ハッキン、音楽監修■スナッフ・ギャレット、音楽指揮■スティーヴ・ドーフ、撮影監督■デイヴィッド・ワース、編集■フェリス・ウェブスター/ジョエル・コックス

 

★キャスト

クリント・イーストウッド

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ブロンコ・ビリー・マッコイ

ソンドラ・ロック

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アントワネット・リリー

ジェフリー・ルイス

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ジョン・アーリントン

スキャットマン・クロザーズ

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ドク・リンチ

ビル・マッキニー

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レフティー・ルボウ

サム・ボトムズ

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レオナード・ジェームズ

ダン・ヴァデイス

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チーフ・ビッグ・イーグルス

シエラ・ピーチャー

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ロレイン・ランニング・ウォーター

ウォルター・バーンズ

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ディックス保安官

ウッドロー・パーフリー

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カンタベリー医師

ビヴァリー・マッキンジー

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アイリーン・リリー

ダグ・マッグラス

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ウェッカー巡査

ハンク・ウォーデン

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ガソリン・スタンド店員

ウィリアム・プリンス

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エドガー・リプトン

 

★おはなし
ドサ回りの一座でワイルド・ウエスト・ショウのリーダーブロンコ・ビリーと、たまたま一座に加わる事になった女との恋の駆け引きが展開する…というお話。

 

★ひとこと
イーストウッドの7作目の監督作。そして、イーストウッド映画の最高傑作。アメリカ中を巡業するワイルド・ウエスト・ショウの一座を描いたラヴ・コメディで、イーストウッドは勿論、座長であるブロンコ・ビリーを演じる。イーストウッド一家で映画作りをしている、まさにイーストウッドそのものを描いた、自伝的要素の高い作品で、イーストウッドの素顔が垣間見れる、貴重な映画でもある。往年のフランク・キャプラ監督の映画のような、ハート・ウォーミングな内容を目指したイーストウッドだが、その目論見はズバリ的中。イーストウッドの演出の確かさを確認できる名作である。

 

★うらばなし

映画では、ほんの少ししか流れないが、イーストウッドはマール・ハガードとデュオで唄を披露している。映画の中で、イーストウッド本人の歌声が聴けるのは、『ペンチャー・ワゴン』以来であり、これがきっかけとなり、この後、度々、映画の中で唄うイーストウッドの姿が見られるようになる訳で、さすがは“唄うカウボーイ”である。

イーストウッド映画のセルフ・パロディ的な部分もあるこの映画、『夕陽のガンマン』『ダーティハリー』と、イーストウッド映画でお馴染みの場面が、ここでもさりげなく再現されているが、どのシーンがそれに当たるのか、映画を観ながら探してみるのも、この映画の楽しみになっている。

 

★データ

デラックス・カラー/パナヴィジョン(レンズ&パナフレックス・カメラ)/ヴィスタ・サイズ/116分

日本公開:1980年8月16日(ワーナー配給)

アメリカ公開:1980年6月11日(WB配給)

 

               

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