ファイロ・ベドー   Philo Beddoe

 

                     

ビールが好きで、カントリー&ウエスタンが大好きで、その上に大の喧嘩好きという、元気なトラック運転手。トラッカー仲間たちと、ストリートファイトに明け暮れ、年老いた母親から、ガミガミ言われる毎日を送っている。相棒は、マネージャー役のオービルと、オランウータンのクライド。ライバルは腰抜け警官と中年暴走族。酒場で出逢った女性歌手に一目惚れし、その女のケツを追いかけて大陸横断の旅に出て、最後にはフラれるという、喧嘩には強いが、女には弱い男である反面を見せる事も。因みに、その2年後には、キッチリ、その女とヨリを戻していた。

登場作品:『ダーティファィター』(78)、『ダーティファイター/燃えよ鉄拳』(80)

 

 

ブロンコ・ビリー  Bronko Billy

                     

ワイルド・ウエスト・ショウ「ブロンコ・ビリー一座」の座長。貧乏で口うるさいが、野心だけはある彼の元に集まった、縄投げの名人や蛇使いのインディアン等を連れて、アルリカじゅうを旅して回っている健気な男。全国の子供たちのヒーローでもある。昔は靴職人をしていたが、30歳になって、幼い頃からの憧れであった、西部劇の世界に飛び込んだだけあり、乗馬と早撃ちのテクニックはピカ一の腕前。たまたま立ち寄った銀行で、強盗を退治した事もあり。しかし、仲間を伴っての列車強盗には大失敗…。ある日出逢った富豪令嬢に目をくれるも、相手にされないと見るや、放り出す冷たい一面もあるが、実は、初めての恋に照れていただけだという事が後々に判明。「流れ者には女は要らねぇ」と気取っているが、実は大の寂しがり屋でもある。何故か、歌も上手い…!?

登場作品:『ブロンコ・ビリー』(80)

 

 

ウェス・ブロック  Wes Block

                  

ニューオリンズ警察の刑事。夜の街の娼婦ばかりが惨殺されるという、SMチックで猟奇的な連続殺人事件を担当する事に。事件の捜査をして犯人を追っている内に、その犯人の手口に何故か魅せられ、危うく、ミイラ取りがミイラになる所に…。犯人の心理を分析して、その犯人に成りきって捜査を展開するのは、現在のプロファイル捜査の原点であると言えるかも。レクター博士のルーツ。妻とは離婚して、二人の可愛い娘と一匹の犬と暮らしている、家に帰れば良きパパ。娘が危うく、犯人の犠牲になりかけたが、それがトラウマになってのその後が、ちょっと心配。

登場作品:『タイトロープ』(84)

 

 

ブロンディ  Blondy

                     

南北戦争の最中に、首に賞金が懸けられた死刑囚を捕らえては、保安官に突き出す事を職業としていた賞金稼ぎ。当初、テュコという相棒と組んで、賞金稼ぎ詐欺を働いていたが、些細な事で決裂。だが、20万ドルの金貨の行方を追う為に、再びコンビを復活、仲違いしながらも珍道中を繰り広げ、最後には、同じく金貨を追う北軍のセサンテと、三つ巴の死闘を展開する。“ブロンディ”とは、テュコが呼んでいた名前だが、どうも本名はジョーというらしい。同様の名前を持つガンマンが2年前に、二つの悪が対立する町にも登場したが、同一人物であるかは不明。しかし、着ているポンチョや、無口でニヒルな性格から考えると…!?

因みに、“イイ奴”とも呼ばれているが、どう考えても“一番汚くて、悪いヤツ”である事は明白。

※ りおなさんのハンドルネームでもある。

 

登場作品:『続夕陽のガンマン/地獄の決斗』(66)、『荒野の用心棒』(64)

 

     

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